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登山ビギナーの大日ヶ岳トレッキングレポート

文: TABITABI郡上 編集部
投稿日: 2020年2月26日 最終更新日: 2021年1月7日
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登山スタート!序盤からなかなかの急坂を登ります。

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8時半、いよいよ登山スタートです!登山口の標高は995m。大きな看板が分かりやすく立ててあり、そこから登ります。

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登山道は踏み慣らされていて、迷うことはなさそう。穏やかな傾斜を気持ちよく歩きはじめます。しかし、穏やかだったのは束の間……。序盤から、なかなか急な登りが現れ、まだ標高も低いので、暑くて汗ばんできます。トレッキングポールを使いながら進んで行きます。

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9時10分。歩き始めて40分ほどで、標高1,200メートル地点「胸突八丁」にやってきました。登山慣れしている人からは「“胸突八丁”というほどでもない」という声もありましたが、初心者には気を引き締めて歩きたいレベル!気合を入れて進みます。トレッキングポールにはずいぶん助けられました。

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地面に張りめぐらされた木の根がまるで階段のようで、足元を助けてくれます。

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自然の広場“一ぷく平”で休憩。展望台から山頂へ!

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9時30分。急登のあとは、緩やかな稜線になります。ここは、森林浴を楽しみながら気持ちよく歩けるポイント! ほっとしながら歩みを進めます。新緑の緑と鳥のさえずりに癒されます。

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「あと3km」の看板付近。まだまだ半分強の道のりが残されていますが、励まされているようで「がんばるぞ!」と気合が入ります。高い木々の合間から見える空が、青く澄んでいて気持ちが良い〜!

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木々の切れ間から、白山が見えました!雪を載せた姿はとても美しく、思わぬご褒美に、序盤の疲れが和らぐ瞬間でした。

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10時。標高1,356メートル地点の「一ぷく平」に到着しました。こちらは、ブナの大木に囲まれた自然の広場のような場所で、休憩をするのにぴったりです。山登りはエネルギーを使うので、休憩と補給は欠かさずに。ここで水分と行動食をとり、しばらく足を休めます。写真にあるのは、一ぷく平の「三角点」。三角点は、正確な位置を求める測量のために置かれるもので、山頂付近や見晴らしのよいところに設置されています。これを見つけるのを登山の醍醐味としている人もいるそうですよ。

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エネルギーをチャージして、また歩き始めます。ここからまた穏やかな道と急な登りが繰り返し続きます。横たわる大木をまたぐこともしばしば。美しい自然の姿に、時折足をとめて眺めていたくなります。

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ど~んと、現れた大きなブナの木。青い空に向かってまっすぐ力強く伸びていて、存在感があります。自然の力強さを感じます。

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10時30分。だんだん空が近くなってきて、標高が高くなってきたことが分かります。白山も、よりくっきり見えるようになってきました。足は疲れがずいぶんたまってきましたが、時折目に映る美しい景色に癒されて、心は元気!道すがら、小さな「ショウジョウバカマ」が咲いているのを見つけました。忙しい日々を忘れ、小さな自然に目を向けるのも、登山の醍醐味のひとつです。

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11時10分。歩き始めて約2時間40分。展望台に到着です!標高は1,580メートル。視界がぱっと開けて、すばらしい景色が広がります。ここが山頂かと思うぐらいの爽快さ!気持ちがいい~。

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白山、御嶽山、乗鞍岳も見え、高鷲スノーパークや、眼下にはひるがの高原も見えます。また、前方には、大日ヶ岳の山頂も確認できました。まだまだ最後の登りを頑張らないといけないのが、はっきりと目に見えて分かりますが……、ゴールは近いはず!ここからもうひと頑張りです。

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展望台から山頂へ。途中、白いアジサイがたくさん咲いていました。

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この記事を書いた人

  ねこ編集長

TABITABI郡上 編集部

TABITABI郡上は「度々、何度も訪れたい街、郡上」をキャッチコピーに、郡上市の観光情報や魅力を伝えるメディアです。たくさんある郡上の魅力に触れながら、季節ごと、エリアごとに楽しむことができる旅の提案、郡上市の新しい魅力に触れられる情報を提供し続けていきます。

Photographs by TABITABI郡上編集部

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