【初夏6選】郡上南部の歴史を知る・見る・味わうドライブコース 郡上の歴史を感じる 少しリッチなドライブコース!
郡上の歴史を感じる初夏のドライブ旅。少し贅沢なランチに舌鼓をうち、温泉に入って郡上ならではのお土産も購入。1日で10箇所を巡る、大満足のドライブコースです。
明宝歴史民俗資料館
ノスタルジックな木造校舎で先人の暮らしと知恵に触れる
廃校になった古い木造二階建校舎(旧明方小学校)をそのまま使用した資料館には、民具、古文書、おもちゃ、人形など、47,000点あまりの収蔵品が展示されています。国の重要有形民俗文化財に指定されている、炭焼きや養蚕、雪対策や水事情、食事や着物など、この地域で生きてきた先人の知恵を辿る貴重な資料を見学することができます。資料館では、地元の方による独自の語り口での説明案内も。敷地内の東側に建っている講堂は、2015年に放送されたテレビドラマ「三つの月」のロケ地としても使用され、白い格子窓が特徴的です。
昭和12年に建てられた希少な古い木造校舎をそのまま使用した資料館です
ほとんどの展示品は実際に手にとってみる事ができます
資料館の中には重要有形民俗文化財など、貴重な収蔵品がたくさんあります
道の駅 明宝(磨墨の里公園)
地元特産品が集合!せせらぎ街道随一のお買い物スポット!
郡上八幡と飛騨高山を結ぶ人気のドライブコース「せせらぎ街道」。その街道沿いにある「道の駅 明宝」は、駐車場の中央に建つ、名馬「磨墨(するすみ)」の像が目印です。背景に見える山々は四季の彩りが美しく、絶好のビュースポット。 地元や近隣地域の特産品が充実した売店や、新鮮な野菜が並ぶ朝市も人気です。おすすめは、何と言っても地元特産品である明宝ハムです。また、地元グルメを味わうことができるテナントも充実し、いろりのある休憩所では、川魚の塩焼きが味わえます。
郡上八幡博覧館
立ち寄れば郡上八幡の散策がもっと楽しくなる!
博覧館は、大正時代に建てられた旧税務署を利用したミュージアムです。施設内には「水とおどりの城下町」郡上八幡の魅力をテーマ別にわかりやすく紹介・展示しており、ここに立ち寄れば郡上八幡の歴史と文化をさらに深く楽しむことができるはず。また、季節を問わず、1日4回開催される「郡上おどり実演」では、浴衣姿のスタッフが全10種のおどりの内容や裏話などを紹介し、実際に踊る姿を見たり、一緒に振り付けを習ったりすることができます。
大正時代に建造された旧税務署の建物を利用した外観はレトロな雰囲気に包まれています
県重要無形文化財の「郡上本染」、釣道具「郡上びく」などの伝統工芸品などが展示されています
施設内では郡上おどりの講習を受けることができ、地域の伝統文化に直に触れることができます
吉田屋 美濃錦(昼食)
郡上ならではのこだわりを持つ、うなぎ料理の店
歴史巡りの腹ごしらえを、城下の老舗 吉田屋美濃錦でお楽しみください。ここでは、名水仕立てのうなぎと鮎を食べることができます。店内には井戸があり、そこから汲み上げた湧水にうなぎを放ち、餌止めをします。うろこを持たず、水の影響を受けやすいうなぎだからこそ、郡上の冷たくきれいな水によって、その良さが最高に引き立ちます。日本の風土が育んだものが日本人にとっては一番やさしく、美味しいものではないか。という店主のこだわりのもと、飛騨・美濃・三河産の国産食材を使った料理をいただくことができます。
創業以来使い続けている銘柄の調味材で仕上げた、こだわりある鰻の味は抜群です
落ち着いた雰囲気の店内で自慢の鮎料理や鰻料理をいただけます
郡上八幡の中心部にあり、歴史散策の腹ごしらえにはぴったりの場所です
郡上八幡城
日本最古の木造再建城。美しい山城から城下町を眺める
郡上八幡エリアのシンボル「郡上八幡城」は別称「積翠城(せきすいじょう)」とも呼ばれる、美しい山城です。明治4年(1871年)の廃藩置県とともに廃城となった城は、翌年から石垣を残してすべて取り壊され、現在の城は、昭和8年(1933年)に当時の大垣城を参考に再建されたもの。木造4層5階建の天守は郡上市重要文化財に、また、一帯の石垣すべてが県史跡に指定されています。天守から眺める絶景、「魚」の形をした城下町も必見です。
緑の木々と白い外観のコントラストが美しい「郡上八幡城」は八幡エリアのシンボル。戦国時代の面影を感じる「野面積み」の石垣や、城下町の眺望など、山城ならではの見所もたくさんあります
天守の中には築城や城主に関する展示物がたくさんあります
入り口から見下ろす郡上八幡の町は、魚の形をしています
美並ふるさと館 (円空ふるさと館・美並生活資料館)
円空のふるさとで、心に触れる
郡上八幡で城下町の歴史に触れた後は、円空ゆかりの地、美並を訪れてください。寛永9年(1632年)現在の郡上市美並町で生まれたとされる円空は、この地を中心に全国各地を遊行して、修験僧として厳しい修行を行いながら、「円空仏」と称される数多くの神仏像を残しました。そのため美並町には、貴重な円空仏が数多く残されています。「美並ふるさと館」では、常時約90体もの円空仏が年代順に展示されており、円空の作風がどのように移り変わっていくのかがよくわかります。「生活資料館」では、円空ゆかりの地である美並の人々の生活に触れることもできます。
美並ふるさと館では、円空と美並の歴史を知ることができます
館内には貴重な資料がたくさん展示されており、円空の足跡に触れることができます
美並ふるさと館駐車場には、粥川の湧水を汲めるスポットがあります
矢納ヶ淵(やとがふち)
平安時代の伝承が伝わる神秘的な場所
矢納ヶ淵は、星宮神社の100mほど上流にあり、樹齢100年を超す巨大な杉に囲まれています。 平安時代、山に住み着いた妖鬼を退治するために藤原高光(ふじわらのたかみつ)が遣わされました。道中、道に迷った高光を案内したのが粥川のうなぎです。妖鬼を退治した矢を納めた淵を「矢納ヶ淵(やとがふち)」と呼ばれるようになりました。天気が良い日や、太陽が真上近くにある時間帯は、木の間から差し込む光によって水が青色に近いエメラルドグリーンになり、より神秘的な雰囲気となり、神聖な空気の中で歴史と伝説を感じることができます。
植物の緑と、滝しぶきの白、青い水のコントラストが非常に神秘的です
矢納ヶ淵の水は透明度が非常に高く、絵に描いたような青色の水となっています
ひんやりとした冷気が辺りを漂い、神聖な雰囲気を醸し出しています
道の駅美並
ドライブの休憩とお土産探し
国道156号線沿いにある「道の駅 美並」は、すぐ隣に清流 長良川が流れ、自然を満喫できるロケーションに癒されます。地元の特産物や手作りのお惣菜・お弁当を販売する売店や、地元産の新鮮野菜や工芸品、花や苗木の直売所「旬彩市場」併設されているので、買い忘れたお土産があっても安心。また、この道の駅を訪れたらぜひとも、食べて頂きたいのが地元産のモロヘイヤやブルーベリーを使ったソフトクリームです。濃厚なソフトクリームの中に、モロヘイヤの独特な風味や、ブルーベリーの爽やかな酸味が感じられる、限定商品です。
濃厚なソフトクリームとモロヘイヤの独特な風味が調和した逸品は人気です
清流長良川の自然を満喫できる抜群のロケーションです
野菜直売所、「旬彩市場」では、新鮮なとれたて地元野菜はもちろん、花や苗木も販売されています
日本まん真ん中温泉 子宝の湯
鉄道の駅に併設された全国的にも珍しい温泉!
歴史散策の旅の最後は温泉でのんびりとリフレッシュ。道の駅美並から八幡方面に車で10分ほど進んだところに「日本まん真ん中温泉子宝の湯」があります。長良川鉄道を下車するとそこが温泉の入口にもなっており、鉄道の駅に併設された全国的にも珍しい温泉です。露天風呂は広々として開放感たっぷり。香りに癒されるひのき風呂や、五右衛門気分に浸れる釜風呂、サウナもあります。入浴後は休憩コーナーでひと休み。お食事処「子安」では、うどん、そば、丼物などの軽食がいただけます。
子宝の湯の名は、「子授け」「安産」の守り神「子安神社」の近くに湧き出たことかつけられました
長良川鉄道「みなみ子宝温泉」駅を下車したホームが温泉の入口になっています
アルカリ単純温泉の開放的な露天風呂で、旅の疲れをリフレッシュ
モデルコースの
リクエスト
郡上の楽しみ方をもっと知りたい方は、モデルコースの作成をTABITABI郡上編集部にご依頼ください。「史跡を巡るモデルコースを知りたい」「秋に巡るモデルコースを知りたい」など、リクエストにお応えし、今後のモデルコースのラインナップに加えていきます。
※編集会議にて企画しますので、全てが掲載されるわけではありません。 ご理解ご協力いただきますようお願いいたします。