子ども達の歓声あふれる、“郡上流”川の遊び方

郡上市を北から南に流れる長良川。郡上八幡の中心を流れる吉田川。郡上市内には24本の一級河川が流れています。これだけたくさんの川があれば、遊び方も無限大。地元では 岩の上から飛び込んだり、流れに逆らって泳いだり、“チチコ”と呼ばれる小さな魚を網でとったりと、川は子どもたちの歓声であふれます。

遊び相手は自然の川

楽しい川遊びですが、遊び相手は自然。どうしても危険がつきものです。

当日は晴れていても、前日の雨で川は増水していた、急にどしゃぶりになった…。遊んでいる場所は雨が降っていなくても、山の上で雨が降って、川の水が急に増え、流れが早くなったなど…。予測不能なのが自然の川です。

川に潜む危険と身を守る服装

川辺を歩こうと足を置いた場所がぐらつく石だったり、苔の上で滑ってしまったり、慣れていないと大ケガにつながることもあります。日焼けや「熱中症」、真夏でも水温の低い川に入り体温が下がることで起こる「低体温症」にも注意が必要です。体調不良やケガのリスクを減らすためにできることはたくさんあります。全力で川遊びを楽しむために、まずは“服装”を万全にしておきましょう！

川遊びにおすすめの服装はこちら

ウォーターシューズ
まずは靴選び。踵がホールドされていて泳いでも脱げず、滑りにくいソールのウォーターシューズがおすすめ！ 慣れていないと靴擦れをすることがあるので注意が必要です。すぐに脱げてしまうようなビーチサンダルはNG。

水着
水着は水遊びの必需品。ですが、水着だけでは、肌の露出は避けられません。日焼けや虫刺され、ケガ防止のためにも、水着の上にラッシュガードを着用するのがおすすめです。

ラッシュガード（トップス）
ラッシュガードは濡れた後でも乾きやすい速乾性の素材で出来ています。日焼け対策やケガ防止、寒さ対策にもなります。
※寒さの感じ方は個人差があります。場合によっては、脱いで体の水気を取ることも寒さ対策のひとつです。

ゴーグル
川に潜って遊びたい！そんな人はゴーグルを持って行くといいでしょう。遊びの幅が広がりますよ！

ライフジャケットのすすめ

より安全に楽しく川遊びをするために必要なライフジャケット。いくら泳ぎが得意でも、川はプールとは異なり、急に深くなったり、流れが早くなったりと予測できない危険な箇所があります。ライフジャケットを着用すれば、沈まず浮くので溺れる心配はありません。また、流されてしまった時も救助がしやすいという利点もあります。

ライフジャケットは、アウトドアショップで購入できます。相場は5,000〜6,000円ほど。命を守る道具と思えば安いものです。メーカーによって少しずつ違いがあります。永吉さんのおすすめは「mont-bell」と「RAC」。特徴として、子供用サイズには、緩んでいても脱げないよう足の間に紐が入っていること。安心感がありますね。

正しく装着しないと泳ぎにくかったり脱げたりする場合があります。購入時には店員さんに正しい付け方を必ず確認しましょう！

さあ、子どもと一緒に遊ぼう!

まずは、大人も川で遊びましょう！
「子どもと一緒に遊べば、楽しさと危険を実体験から伝えることができます」と、永吉さん。大人が遊べば、天気予報の事前チェックはもちろん、現地での「少し水位が上がってきているから早めに川を出よう」「石の上を歩くと危ないから石と石の間を歩こう」など細かいところにも注意が行き届きます。

「危険だからやらないのではなくて、危険を感じた時にどうしたらいいか、子ども達に考えるチャンスを与える。自分の身は自分で守るのがルール。それが自然のなかで学べることです。そのために、まずは大人も一緒に遊びましょう」と、永吉さんは話してくれました。

NPO法人Nature core/代表 永吉剛さん

Nature coreは、郡上の大自然のなかで遊ぶネイチャーキャンプを通して、子ども達の“遊びたい！”を全力でサポート。子どもの自主性を大切にした自然体験プログラムを提供しています。「Nature coreスタッフは、子ども達より楽しんでる? 」と感じるくらい、子ども達と一緒に本気で遊び、子ども達を楽しませるプロが勢揃いです！

自然体験の中でのルールを伝えたり、注意喚起や安全に配慮していますが、守るだけではなく子ども達が遊びの中で学んだり成長できる環境作りを行なっています。

NPO法人Nature core
（旧メタセコイアの森の仲間たち）
http://metamori.org/

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公式インスタグラム @gujo.outdoor.exp